東洋医学は中国伝統医学に由来します。狭義→中国伝統医学(鍼灸、薬膳、漢方薬)など用いた漢方医学です。広義→アジア圏(トルコより東の地域)で生まれた伝統医学 (イスラム圏:ユナニ医学、インド:アーユルヴェーダ、モンゴル、チベット)
東洋医学
陰陽とは、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰と陽の二つのカテゴリに分類する思想。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。陰陽に基づいた思想や学説を陰陽思想、陰陽論、陰陽説などと言い、五行思想とともに陰陽五行説を構成した。
漢方や、鍼灸、気功などが東洋医学とされることが多く、そのベースの考えになるのが「陰陽五行」です。これは、世の中の全てのものを「陰と陽」に、さらにそれを、「木(もく)」「火(か)」「土(ど)」「金(ごん)」「水(すい)」という5つのエネルギーに分けたものです。
脈診(みゃくしん)は、患者の脈に触れて拍動の強さや早さ、硬さや太さ、浮き沈みなどを把握することで、疾病の状態を診察する方法。
人体を構成する基本的な物質で、これらにより生命活動および臓腑・経絡・組織・器官の生理的機能が維持されます。
さまざまな生薬の組み合わせによって、その人の体質に適したからだの症状に対応できる漢方薬は、何千年もの歴史があり、治療効果のあるものが今日も医薬品として用いられています。